■ 理事・事務局長 牛頭 進
みなさん こんにちは。事務局長の牛頭(ごず)進です。なぜ事務局長を担当しているかとか、今までにTVFとどういう関わりがあったのかなど、恥ずかしながら紹介させていただきます。
【経歴】
牛頭 進(ごず すすむ)
1962年、日本ビクター入社。1974年よりビデオ事業部で国内マーケティング担当として主にVHSビデオの世界普及戦略に参画。VIC(ビデオインフォメーションセンター)をはじめTVF(東京ビデオフェステバル)、VRC(ビデオリポータークラブ)、VCC(ビデオケーションクラブ)の設立に主軸メンバーとして活躍。2000年に放送されたNHK「プロジェクトX」−窓際族が世界規格を作った−では番組構成にあたり、社会現象となった同番組のヒットのきっかけをつくった。2001年、NPO法人「市民がつくるTVF」を立ち上げた。現在、同法人理事・事務局長。
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1、TVFとはどんな関わりですか?
僕は、VHSビデオのマーケティング担当としてTVFに関わってから30年で全国のVICと一緒にVHSによる自主制作ビデオの普及に努めてきました。
TVF事務局を担当したのは2001年から定年退職までの3年間。これが現役最後の仕事となりました。
2、TVFではどんなことをしていたのですか?
一番やりたかったことは、TVF作品をもっとたくさんの人に観てもらうしくみを作りたかったことです。それまでのTVFは、ややもするとフェステバルとしての発表会を行うことに全精力を割いていて、それが終わると何もない、というような、いわば一過性のイベントのように感じていました。
TVFのコンセプトは「作品を通じて語り合って、映像によるコミュニケーションを広げること」だとするなら、これをどうやったら実現できるのかを考え、試行錯誤してきました。
3、具体的にはどんなことをやったのですか?
いろいろな試みをやってみました。例えば、フェステバルが「発表の場」であるなら、その作品を観る機会を増やしたり、その作品の狙いや表現に対する評価を審査にあたっていただいた先生や制作者の方から直接お話いただいたりする、セミナーやフォーラムを開いたりしました。
いわゆる「観る場」「学ぶ場」を作り、そこに参加される人たちの交流が活発になるように考えました。
4、それはどんな成果がありましたか?
なかなか簡単ではなかったです。最初に行ったセミナーは、学校の先生を対象に「映像制作実践セミナー」を開いたのですが、参加者は3人しか集まりませんでした。でも、その中に富山県の高校の先生がいて、映像を使った授業について真剣に取り組んでいることが分かったりして、やろうとしていることは決して間違っていないんだと感じました。
2004年の「TVF2005」には、学校や地域で自主制作している人やインターネットを使って作品を配信したり交流を広げている人達8人による市民ビデオフォーラムをTVF発表会に併設して、これからの市民ビデオの在り方をみんなで考える機会を作ったりもしました。
しかし、これは初めての企画であったり、僕の力不足もあってもう一つ浸透せず、内容の充実と参加者数の広がりが課題となりました。でもその企画は、「TVF作品によって市民ビデオの可能性を広げよう、という意味でとても大事なこと」と周りから励まされたりして、これからにつながることもいろいろ発見できました。
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2に続く
2010年03月21日
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2.に書かれておられます内容が「市民がつくるTVF」でも継続されます事を願っております。
コメントありがとうございます。
早速始めてみました!初回は牛頭さんということで、熱い思いをお届けできそうです。2とその他のスタッフ紹介も早めにUPいたしますので、今後もよろしくお願いいたします!