■ 監事 前田 義寛
株式会社I・P・A 代表取締役
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1、「市民がつくるTVF」に関わるきっかけはどのようないきさつですか?
私は昭和40年代の初めからパブリシティ屋として日本ビクター株式会社のビデオ事業、特機事業部門の広報活動に関わってきました。VHS以前のビデオ普及期には「映像文化研究会」を組織し、VHS以後は企業のビデオ活用の普及のため「ビジネスビデオ高度利用協議会(SAVA)」を野澤俊雄さん(「市民がつくるTVF」監事)らと組織し、“旗振り役”を務めました。
また、ビデオ業界の専門紙「ビデオジャーナル」の創業者である、故立石雄三さんとともに、ビデオアート、ビデオコミュニケーション振興をはかるため、山口勝弘さん、小林はくどうさんたちの活動を報道、そして連携をはかることに努め、ビデオ文化ウォッチングを続けてきました。
TVFについてもその一環として、そのスタートから現在まで長年のウォッチャー役を務めてきたつもりです。現在は野沢俊雄さんと共に監事を務め、その他、「ビデオジャーナル」顧問、日本経団連・推薦ビデオ広報審査委員も務めています。
2、「市民がつくるTVF」に対する思いや目指していることはありますか?
私は広報・編集プロデューサーとして「人と組織のコミュニケーション」の活性化をスローガンに活動(執筆・評論・講演等)してきましたが、ビデオとの関わりでは「映像は力なり」を主張しています。
昨年「自分史研究会」を立ち上げましたが、高齢社会が進むなかで、生きがいや絆を発見したり、生きる勇気を持つためにも「映像の力」は大切ではないかと思っています。「市民がつくるTVF」の中で「ビデオ化石」と言われないように、「シニア分科会ひとり代表」のつもりで頑張ります!
「自分史」にご興味のある方はここからのぞいてみてください。
http://www.po-ipa.co.jp/
3、活字と映像で「自分史研究会」を開いています。
私は「自分史研究会」を主宰しています。活動の一環として文京区の「文京アカデミー」において自分史講座を昨年から5回開催し、最終回の3月20日には、「市民がつくるTVF」プレ・イベント入賞作品のなかから「四世代を生きる」と「栄子〜70歳〜」を映像による自分史として紹介をいたしました。
この日は、牛頭事務局長をゲストに招き、ご自身の自分史「私が歩んできた道・65年」を書かれた動機、周りの反応などについて熱く語っていただきました。これからも「活字と映像の自分史」について、皆さんと語り合う機会をつくりたいと思っています。
4、映画「青い山脈」を観たことがありますか?
原節子、池部良、杉葉子出演の映画「青い山脈」(初版:昭和24年)は、いまや日本映画の“古典”です。
実は先日、この映画で女子高校生「寺沢新子」を演じた女優の杉葉子さん(ロス在住、日米文化交流使)と知り合いました。そして杉さんが来日するとのことで、お会いする機会を得、日本映画の黄金時代の思い出を伺うことができました。
自慢したいので写真を載せちゃいます!
国立近代美術館フィルムセンターでは、戦後の素晴らしい日本映画作品のアーカイブ化を推進しているのですが、この「青い山脈」もアーカイブ化されている作品のひとつです。
まだご覧になっていない方は、ぜひ観てみてください。ご希望の方には私がDVDをお貸ししますので、遠慮なくご連絡ください。
※代表アドレス:info@tvf2010.orgまでご一報いただくか(タイトルに必ず「青い山脈」と明記をお願いします)、コメント欄にメールアドレスを残していただければ、対応させていただきます。
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2010年03月24日
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「マエダが語る ! 『自分史』」は、とても勉強になりました。
「自分史ライターの心得」は、映像制作におけます、インタビューのテクニックにも通じると思いました。
「人生にも『起承転結』がある」の中の、それぞれの項目で列挙されました内容は、映像作品の制作テーマのヒントだと思いました。
「書いてはいけないこと」は映像作品にも共通すると思いました。
とても勉強にまりました。
有り難うございました。
コメントありがとうございます。
前田さんの自分史は大変興味深いですよね!TVFとの関わりもとても深い方なので、お話を聞いているととても勉強になります。