2010年11月08日

「市民がつくるTVF2011」90歳から中学生まで、277作品集まる

こんにちは。事務局スタッフです。

「市民がつくるTVF」が主催する市民映像祭「市民がつくるTVF2011」の応募詳細について、ご報告をさせていただきます。

■応募作品総数
277作品
29都道府県より国内268作品、3の国と地域より海外9作品
(※前年応募数159作品・前年比174%)

■応募者
全国各地のビデオクラブ所属のアマチュア映像作家や映像・メディア研究の学生グループ、市民活動に取り組む個人や団体、市民ジャーナリスト、ビデオ愛好家など、プロ・アマ問わず幅広い領域からの参加がありました。
年代別では、最高年齢の90歳を筆頭に60歳以上が全体の37%、中学生を含む、大学生・専門学校生を中心とした10〜20代が48%、とシルバーと若者が二分しました。また、女性は年代を問わず全体の約1/3の32%となっています。

■作品の傾向
ドキュメンタリーが6割以上を占めており、地域活動のNPO、大学では社会学やメディアを専攻する学生からの応募が増えました。また、世代を問わず女性作家たちがパワフルに挑戦した興味深い作品が多く寄せられました。
新たな作品傾向は以下の点が特徴として挙げられます。

 1、世相を反映したジャーナリズム作品の増加
  (中国や沖縄の戦争の傷跡と交流、ホームレス、朝鮮学校問題、限界集落生活など女性のリポートが光る)
 2、地域に目を向け、新たな共生を試みようとするコミュニティビデオの増加
  (山里生活、災害時の団地での連帯感、都心の再開発に取り組む町内会、若者たちのアートによる街づくり)
 3、秘蔵映像から町や家族のあり方を考えようとする新鮮な作品群
 4、熟年世代の身辺日記や自分史に加え、若者の葛藤を描く自画像の増加
 5、ドキュメンタリーとドラマの枠を取り払おうとする実験的作品や、ワンシーンワンカット、
   2画面合成やCG・アニメ・実写などを組み立てたオペラドラマ、砂絵アニメーションなど、
   表現に新しい映像の息吹を感じる作品群の登場

現在、応募作品は一次、二次審査を経て最終審査段階に入っており、6名の審査委員による本審査で、12月中旬には入賞30作品(「優秀作品賞」15作品、「佳作」15作品)を選定します。

入賞作品の公表までは、まだ少しお時間をいただきますが、今しばらくお待ちください!
posted by staff at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 活動日記
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